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2006年9月 2日 (土)

今宵より癌とも遊ぶ虫の声

Jyu837d8cz  9月に入り、虫の声もひとしお切なくなりました。

 人生はもう12月くらいの位置に来ていますけれど、雪虫の鳴く声さえ聞こえてきそうです。長い人生を生きてきたものだとつくづく驚いてしまいます。こんなはずではなかったと思うことばかりですけれど、それなりに生きてきたことに感謝したいと思います。

 そして、まだ、今しばらく、生かされていくようです。

 天の恵み、人の恵みで、小さな、小さな癌を発見してもらいました。前立腺にある癌で、早期発見、小さな小さな癌なので、命には別状ないようです。発見の予知をくださった古賀先生、発見してくださった内藤先生に感謝します。

 存えていく一日一日に感謝と祈りを忘れず生きていこうと思います。

 そんな凡仁の日常と心を俳句で表現していこうと試みてみました。

 ただ素直に、ただ淡々と生きていきたいと願っています。

 紺碧の虚空瑕なし酔芙蓉

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コメント


 藤です。癌と聞いてびっくりしました。前立腺癌ならばそう大事にはなりませんよね。
 お大事に。

 酔芙蓉の俳句を見ました。
 2枚目の写真を見て、

  酔芙蓉空に溶けいるうてなかな

 ところで、むくげと芙蓉とは違うのですか。

 湯布院の夜に、小さな癌を発見してもらったことお話ししましたけれど、それっきりでしたものね。大したことないようですよ。明後日、5日が、検診日です。月一で様子を見ていこうという状態です。
 九大病院で診てもらっているんですけれど、国内ではトップの内藤先生が「悩ましいですよ」というくらい微妙な物だったんです。17回針を刺して、12カ所、細胞を採って、その中に一つ、小さな、小さな、癌とは言えないけれど、癌じゃないとも言えない、そんな微妙な癌を発見してもらったんですよ。新興がゆっくりらしいので、心配することはない、ということで、内藤先生には3月めどで手術しようかと相談しています。
 ちっとも癌という意識がないので、困ったものです。

 芙蓉を台(うてな)に見立てたのはおもしろいですね。
 空に向かって大きく開いている姿とその一日花という儚さを言い止めていると思います。

 芙蓉と木槿はどちらもアオイ科ですけれど、樹姿は全く違うし、葉の形が違うので、花がなくても区別できますよ。花も似てはいますけれど、やっぱり違いますね。違いがわかるようになるとけっこうおもしろいですよ。
 芙蓉にも木芙蓉と草芙蓉とあることを最近知りました。
 本当に身近な花や草木のことなどほとんど知らないまま年喰ってきたんですよね。余生は路傍の花や身近な山野の花さんたちと出会い直して、自然に戻ろうと思っています。

 限りなく殖えゆく命草芙蓉

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