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2008年3月 4日 (火)

春の雷妄詩の愛を砕きけり

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 ★ 瘋癲老仁妄詩 30003

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

春の雷妄詩の愛を砕きけり

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 野も山も青みを帯びてきて、
 大地の息吹を
 大気の旋律を、
 自然の躍動を、
 放射し始めました。

 虚にある老仁の存在を、
 春の嵐が、軽々と掠っていきます。
 虚にある老仁の妄詩を、
 春の雷が、容赦もなく打ち砕いていきます。

 季節は巡り、
 草木は花を咲かせ、
 人々も巡り、
 悲喜の花を咲かせ、

 老仁は、いよいよ、愚仁に退却し、
 嬰児に退行し、
 虚無に戻っていくのでしょうね・・・

 振り返れば、
 ただ、
 風が吹いているだけ・・・

 風の彼方に、
 青年たちの、
 新しい生の躍動を幻視しながら、
 
 春雷に打ち砕かれた妄詩を、
 また、拾い集め、
 両腕に抱え込んで、
 つなぎ合わせて、
 再生の念誦を反復するのでしょうね・・・

 それでも、大地の深いところで、
 星の命と愛のセンターで、
 
 いつしか、巡り会えることを夢見ながら・・・

 時を超え、
 空間を超えて、

 愛し合える時空の創世を信じながら・・・


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★★★ 『 愛ひとつ命に返せ春の雷 』 ★ 瘋癲老仁妄詩 30002
♪♪♪

★★★  『 春しぐれ愛呼不在の筑後川 』 ★ 瘋癲老仁妄詩 15101
♪♪♪

★★★  『 み仏も寝たがる汝れと花の宵 』 ★ 瘋癲老仁妄詩 14903
♪♪  

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